古来より男性は火の気、女性は水の気と言われます。
火は縦に燃え上がるエネルギー、水は川や海のように横に流れるエネルギーです。
ことのほか勝負や出世欲など、縦へのエネルギーの強いさは男性に多く見受けられ、
女性は周囲、横の関係性を重視する傾向にあります。
そのような男性性と女性性が発揮されるとバランスがうまく取れるそうです。
例えば樹木は縦に伸びるエネルギーですが、
それを育てるのは土壌にあたる横のエネルギーです。
いい土壌にはいい木が育つように、
「英雄の陰には女あり」で、歴史をつくったヒーローのそばには、
必ず素晴らしい女性の存在があったのです。
「水は方円の器にそう」と言われるように、
本来女性性はとても柔軟で臨機応変に対応できるのです。
ただし、ここで言っているのは、あくまで男性性と女性性のことで、
男性の中にも女性性が存在しますし、逆に女性の中にも男性性は存在します。
夫婦が入れ替わって家事分担をされているご家庭もあります。
その相反する「性」のバランスがいいと、物事が成長していき易いようです。